UMSオンコロジークリニックでの治療を検討されている方へ(オンコロHPより)

UMSオンコロジークリニック(旧:UASオンコロジーセンター)HPに掲載されています、
「UMSオンコロジークリニックでの治療を検討されている方へ」の転載です。
2014年11月、UMSオンコロジークリニック(旧:UASオンコロジーセンター)は「UMSオンコロジークリニック」に名称が変更されます。

セカンドオピニオンをこれから検討なさる方
また治療後オンコロジーの治療の理解を深める為にもご一読ください。
 
 

UMSオンコロジークリニックでの治療を検討されている方へ

 

はじめに 名称変更のご挨拶

平成26年11月、UMSオンコロジークリニック(旧:UASオンコロジーセンター)はUMSオンコロジークリニックと名称を変更します。

UMSオンコロジークリニック(旧:UASオンコロジーセンター)は、厚地脳神経外科病院を中核とする(医療法人)慈風会の一つの組織として平成18年10月から診療を開始しました。
間もなく8年の時が経過しようとしており、2500名近い患者さんの診療を行ってまいりました。

この間、厚地脳神経外科病院、中央病院、厚地記念PETセンター、崎元病院、林内科胃腸科病院、かつらクリニック、堂園メディカルハウスなどをはじめとして数多くの施設と大勢の先生方のお力添えのもとに診療を行ってくることができました。
この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。

今後は、医療法人「慈風会」から独立した形にはなりますが、
グループの一員として、従来の場所で、従来のスタッフとともに診療を継続しつつ、
更なる発展・向上を目指したいと考えています。
これまでお世話になってまいりました皆様方には、かさねて御礼を申し上げるとともに
今後も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。

UMSオンコロジークリニック 植松 稔
 
 

UMSオンコロジークリニックでの治療を検討されている方へ

 私たちは、「標準治療」ではなく「オンコロ独自の明るいがん治療」を受けたいとご希望になられ、かつ私たちが放射線治療が可能であると判断した患者さん達を対象に治療を行っています。
UMSオンコロジークリニック(旧:UASオンコロジーセンター)としてスタートしてまもなく8年になりますが
通常なら外科手術が標準治療とされる初期のがんから、抗がん剤などの薬物療法もしくは緩和医療の適応とされる進行がん、転移がんの患者さんまで、これまで2500名近くの方を治療してきました。

 手術や抗がん剤を中心として構成されている現在の「標準治療」に疑問や抵抗感を持ち、「標準」ではない治療を望んだ方が、わざわざ鹿児島まで来られています。

治療した疾患としては乳がんの方が最も多く、鹿児島以前の施設での患者さんを含めると
切らない乳がん治療は500名を超えました。
また、治療した臓器は、原発性と転移性のものを含めると肺がんが最も多く2000病巣以上を治療してきました。
これに前立腺がん、肝臓がん、子宮がんなどが続きます。
基本的には、患者さんのご希望があれば、全ての腫瘍を検討対象にしています。

 初期のがんの場合、治療した部位そのものに再発することは本当に少なく、肺がん、肝臓がんで2-3%程です。
これは上手な外科手術にも引けを取らないと思います。
また、私たちが把握している限りでは、1期の乳がんではまだ再発も転移も経験していません。
これは驚くような結果ですが、少々でき過ぎです。
通常、早期の乳がんでも一定の頻度(1割程度)で原発巣とは離れた部位に転移がでます。
私たちも、もっと大勢の方を治療し、もっと長い間経過を診ていけば、いずれ治療していない遠隔部位に転移する患者さんを経験するだろうと思っています。

 ただ20年前に、現在のスタッフと一緒に、世界初の早期肺がんのピンポイント照射を始めた時も当時の外科手術の成績よりも良好な生存率が得られた経験があります。
もしかすると、身体に手術の負担を与えないことや無駄な薬物療法を行わないことが1期の乳がんの治療成績をより良くしている可能性もあるかもしれません。
これもまた、もっと大勢の患者さんを治療して、もっと長い時間経過を診て初めてわかってくることです。

 3期、4期の進行がん、転移がんの患者さんも大勢治療におみえになられています。
予想以上の結果にとても喜んでおられる方もおられますし、期待ほどの結果にならず気落ちされた方も大勢おられます。
おそらくは、つらいだけの抗がん剤よりも身体に楽で良かったというのが唯一の共通点ではないでしょうか。

 3期4期は病状も様々で、治療内容も様々ですから、結果についてひとくくりのコメントは無意味ですが、一つだけ確かなことがあります。

それは、進行がんや転移がんを確実に治す方法などこの世のどこにもないのに、現実には治る人と治らない人にはっきりと分かれるということです。
そして治った人、病気を克服した人は、ほほ全員が無理でない形で医療の力を利用しながらも、最終的には自分の力で病気を克服しているということです。
 その本質は免疫力としか考えられないのですが、それは免疫療法を受けているという意味ではなく、自分の身体の力でがん細胞と闘う免疫細胞にしっかりとスイッチが入ったということを示しています。
がん細胞は自分の体内で発生した細胞なので、免疫細胞が見逃してしまうことがあります。
むしろ、免疫細胞が見逃したからこそ、がん細胞が育ったという言い方が正しいでしょう。

 しかし、一度見逃してしまったなら、永遠に見逃したままなのでしょうか。
もしそうなら、3期や4期になってしまってから病気を克服できる人はいないはずです。
けれども、現実は全くそうではない。
リンパ節転移が多発して3期と診断された人たちは、治療によって病気が完治する人と、同じ治療を受けても病気が進行してしまう人に完全に分かれます。
さらに、4期になると3期より完治率はかなり低くはなりますが、それでも完治する人もいます。
特に、単発の臓器転移で4期と診断された方の場合、その後の治療で完治した人は世の中に数えきれないほど存在しています。

 ひとり一人の患者さんの免疫細胞にスイッチを入れる確かな方法がないのは医療従事者として本当に歯がゆくて申し訳ない話ですが、残念ながら、それはまだまだ神様の領域です。
世界のどこにも確立された方法などありません。
ただ、あくまでも身体に無理でない形で、あきらめずに病気と向き合った患者さん達の中に3期4期を克服した方が大勢いることは間違いがありません。

 そして、そのような結果を得るためには、本来の免疫力を破壊してしまうような強力な抗がん剤治療よりも、無理のない放射線治療を行う方が、成功につながる可能性が高いはずだと考えて、私たちは日々の治療を行っています。

組織の名称が変わっても、これからも、その基本理念の本質に変わることはありません。

     UMSオンコロジークリニック     植松 稔

(平成26年9月)

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